屋根なら5年に1回はペンキ塗ってるんだけど。。。
お客様からお電話が来たときや屋根を見せていただいた時によくお客様から質問される事があります。
「屋根だけは5年に1回はペンキ塗ってるだけど屋根の軒下がすぐにサビてくるんです。ペンキはたくさん塗ってるのにどうして?」
確かに見た目はペンキでピカピカに光ってきれいで屋根の性能としても問題があるようには見えません。
見た目は新しく見えますが。。。
しかし目で見えるのは鉄板の表面だけで内側が見えるわけではありません。鉄板の内側は、鉄板をめくってみなければならないので
現実的にはお客様が見る事は不可能でしょう。中の木材が腐食しすぎて鉄板が外れた時は確認できますが、そこまでいってしまうと手遅れで
屋根の軒下の木材は全て取替えなければならないところまできてるかもしれません。
実は中身はボロボロになっているんです。
上の写真をご覧ください。
見た目は新品同様で何も問題なく見えますが中身は木材に水を含んでボロボロになって鉄板もぽろっと取れ鉄板の内側からサビが発生していました。
塗装工事は見た目は新築の屋根のようになりますが鉄板の内側までは塗装する事ができません。
内部の結露や様々な原因で屋根の内部には少なからず水分は入るようになってます。しかし、その水分を上手く流すのが板金屋の技術力です。
屋根の下地ルーフィング施工状況
簡単な例を挙げると上の写真の屋根板金を張る前に施工する、屋根の結露防止の防水紙です。屋根板金の中に風などで雨水が入ったとしても
家の内部に入る事なく外に上手く出すように工夫されています。
気になる屋根の寿命は?
立地条件や屋根の形状にもよりますが25年~30年でどこかかしら問題が発生してくるでしょう。
そこで塗装工事をしている家の屋根の寿命は塗装を塗ったタイミングだと思います。一番ベストなのが新築後15年前後
屋根全体を塗装すれば5年~10年は寿命が延びて美観もよくなりますが、新築後20年~25年で塗装工事をすると見た目はよくなりますが
内部のサビや様々な不具合によってまた3年くらいでサビが発生してくるなど、不具合が生じる可能性が高くなります。
一番無難なのが25年経過したら、一度屋根を点検したほうがいいかもしれません。点検だけならほとんどの板金屋さんは無料で点検してくれると思います。
もし近くの信頼できる業者がいれば念のために「無料で屋根を点検してくれますか?」と一言聞けば大丈夫です。
25年を目安として是非一度屋根を点検してみてはいかがでしょうか。